2008年10月26日

「枯葉」を弾こう!(1)

「枯葉」を弾こう!(1)

 〜NHKジャズピアノ講座(7−1)〜

いよいよ「枯葉」に挑戦です!

「今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々 テキスト ¥1、260

テキストの64ページを開いて下さい。

<譜例7−1>「枯葉」のメロディー譜です。

♪まずは完全な「ミスプリント」から。

上の段、3つ目のコードネームは「B♭M7」です。
「B」になっていますので「♭」を付けて下さい。

♪次に「形式」を書き込みます。
(新たな曲に挑戦する時、まず形式を理解する)

1段目「Cm7」の小節線(繰り返し記号)の上に
[A] を四角で囲って書いて下さい。

上から4段目の最初「Am7(♭5)」ト音記号の上に
[B] を四角で囲んで書きます。

同じように、下から2段目の最初に [C] です。

これで [A]8+[A]8+[B]8+[C]8 になりましたね。
形式「A-A-B-C」で、合計32小節の曲です。

それでは<譜例7−1>の修正に進みます。

          ☆

<譜例7−1>(64ページ)すべての「Gm7」を
「Gm」に直します。つまり「7」を消せばいいです。

この曲のキーは「Gm」(ト短調)ですので、
トニック・コードは「Gm」です。
使用するスケールは、旋律的短音階(Mm)。

その根拠は、[A]6小節目「D7」のメロディー音。
「レ、ミ、♯ファ」は、GのMm(メロディック・マイナー)。
(旋律的短音階=メロディック・マイナー=Mm)

もう1つの根拠?
右側(65)ページの<譜例7−2>上から2段目、
  2〜3小節目「D7〜Gm」のメロディー・フェイク。

このフレーズは完全に「G」のMm(旋律的短音階)。
しかも、コードは「Gm」で、「7」は付いていない。

左のページでは「Gm7」、右ページでは「Gm」。

この2つの楽譜、別の人が作ったのかな?

<譜例7−1>を担当した人の考えは、
この曲を、同じ調号の「キーB♭」と思って
「Gm7」を「Ym7」と解釈していること。

その証拠に69ページ2段目、3小節目のスケールを
「エオリアン」(自然的短音階と同じ)にしている。

もし曲の最後が「B♭」で終っていれば「Gm7」でもいい。
しかし、最後は「Gm」で終っているのでキーは「Gm」。

それを承知で「Gm7」を使うこともあります。

しかし、それは「普通」のことがわかった人のやること。

私の個人的な意見ですが、初心者を指導する時には、
まず「普通のこと」「一般的なこと」「常識」を先に教え、
その後で少し変えたこと、応用例、特殊なことを教える。

「普通はこうだけれど、こんなことも出来るぞ」という段階。

もし「特殊」を先に教えたいのなら、
「普通はこうですよ」という説明がどこかに書いていないと
初心者は、これを「鵜呑み」にして覚えてしまうのでは?
(あくまでも私の個人的な意見ですよ)

             ☆

<譜例7−1>下から2段目3〜4小節は、
「Gm」を2小節にする。(4小節目「C7」を消す)
      
この2小節に関しては、いくつかの方法もあるけれど
今回は説明を省略します。

1番下の段、1小節目「Am7(♭5)」を「E♭7」に変える。
ジャズでは、この小節は普通このようにします。

これらの理由、説明も出来ますが、
   話が長くなりましたので、今回はこれで終ります。


posted by テル先生 at 03:26| Comment(0) | 第7回 「枯葉」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「枯葉」を弾こう!(2)

「枯葉」を弾こう!(2)

  〜NHKジャズピアノ講座(7−2)〜

「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々テキスト(CD付き)税込1,260円

テキストの72ページを開いて下さい。
<譜例7−10>

「ミスプリント」があります。

下から2段目、3小節目「Gm7」は間違いです。
     コードネームを「Gm6」に変えて下さい。
(左手コード1番下に「ミ=6」がありますからね)

すぐ下の段、2小節目は「Gm6」になっているでしょう。
       このコードと同じですよね、上の場合も…。

前回「Gm7」は「7を取る」と言いましたが、
この例のように装飾的に「Gm7」を使う方法もあります。

|Gm7|Gm6|

1番下の段1〜2小節目と、下から2段目2〜3小節目。

この後、73ページ1番下の段、4〜5小節目、
     75ページ上段2〜3小節目で使われています。
posted by テル先生 at 02:45| Comment(0) | 第7回 「枯葉」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

さ迷う「♪枯葉よ〜」の巻

さ迷う「♪枯葉よ〜」の巻

 〜NHKジャズピアノ講座(7−3)〜

「どうすりゃいいのさ、この私…?」編

「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
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テキストの64ページを開いて下さい。
     <譜例7−1>「枯葉」です。

このページに出て来る「Gm」のコードは、
           すべて「Gm7」でした。

ところが、次(65)ページでは「Gm」。
       つまり「7」が消えている。

さらに、ページをめくって(66〜67ページ)にある
4つの例は、すべて「Gm」と「Gm7」が両方出現!

さらに、さらに、72ページ下の1〜2小節目は、
「Gm7」と「Gm6」(突然「m6」が登場!)

さらに、さらに、さらに次(73)ページ上4小節目から
2段目1小節目は、前ページと同じ左手コードなのに、
コードネームは「Gm7」「C7」。

「一体全体、どうなってるの…?」
「どれが正しいの?」
「私は、どれを信じて弾けばいいの?」

頭を整理するために書き出そう。

「枯葉」で「Gm」コードが2小節続く時。

1.「Gm7」
2.「Gm」(7がない)
3.「Gm」と「Gm7」
4.「Gm7」と「Gm6」
5.「Gm7」と「C7」

さらに、放送を見た人は気付いたかな?
これ以外に2種類、違うことをやっているぞ!

つまり合計7種類だ!

こ、こ、これは、ヒロコ先生からの挑戦状だ!

「あなたは、七変化の意味が理解出来るかしら?」

さあ、あなたなら、どうする?
  ヒロコ先生の挑戦を受けて立つだろうか?
    7種類すべて、理解、説明が出来るだろうか?

    これは、スゴイ講座だ。
           上級者に贈る素晴しい課題だ。

 この番組とテキストは、
     支離滅裂、ハチャメチャな内容の教材だ!
      (テル先生、最大の<ホメ言葉>です)。

さすがのテル先生も、すっかり感心…。
    「こんな課題の出し方があったのか!」と。

「いや、まいった、参った、恐れ入った」

こんな出題方法は、ひらめき人間にしか出来ない。
  
ヒロコ先生は、完全な右脳人間。
 (25ページの現場証拠写真を見よ。左利きだぞ)

天才のほとんどは「左利き」=右脳=ヒラメキの人。

プレイヤーには向いているけれど、指導者は失格?

だって、こんな問題じゃあ、初心者は「…?」状態。

でも、ヒラメキの人だからこそ出来た大胆な発想。

あなたは、7つ全部、理解、説明出来るだろうか?

支離滅裂(ほめテル)の課題に答えられる人は、
同じハチャメチャ代表選手のテル先生しかいない。

テル先生なら全部を理解して、
           しかも、
        あなたに、わかるように説明出来る。

出題がメチャクチャ(ほめテル)だからこそ、
  あなたも別の意味でメチャクチャ勉強になるぞ。

早速、明日から一つずつ詳しく解説しよう。
     とても1回では説明出来ない深い内容だ。

「お楽しみに!」
posted by テル先生 at 01:53| Comment(0) | 第7回 「枯葉」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

さ迷う「枯葉」解説(1)

さ迷う「枯葉」解説(1)

 〜NHKジャズピアノ講座(7−4)〜

「あなたを悩ますGm七色仮面」編

今回は「枯葉」に関する4回目の話です。
   順番に前の1〜3回から読んで下さい。
(「枯葉」を弾こう!(1)(2)と、昨日の記事です)。

「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
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テキストの64ページを開いて下さい。
     <譜例7−1>「枯葉」です。

このページに出て来る「Gm7」のコードを、
          すべて「Gm」にする。(7を取る)
その理由は、マイナーキーのトニックだからです。

ここまでは第1回目に
       他のコードの変更と共に言いました。

そして「Gm」には旋律的短音階を使うことも…。
上行と下行が違いますので気を付けて下さい。

上行は「ソ、ラ、♭シ、ド、レ、ミ、♯ファ、ソ」
           「ミ」は、ナチュラルです。

下行は「ソ、ファ、♭ミ、レ、ド、♭シ、ラ、ソ」
          「ファ」は、ナチュラルです。

上行と下行の違いは6度と7度の2音だけです。
上行は「ミ」(ナチュラル)と「♯ファ」
下行は「ファ」(ナチュラル)と「♭ミ」

ピアノで何回も弾いて確実に覚えて下さい。

次は「コードの話」に進みます。

コードを作る時は、上行スケールで作ります。

「Gm」=「ソ、♭シ、レ」(3和音)

基本の4和音は、

「Gm6」=「ソ、♭シ、レ、ミ」
     
      または

「Gm(M7)」=「ソ、♭シ、レ、♯ファ」

この「Gm(M7)」コードは、
「Gm7」=「ソ、♭シ、レ、ファ」とは違います。
第7音が「♯ファ」(長7度)と「ファ」(短7度)。
この違いを、しっかりと覚えておいて下さい。

♪ジャズでは「Gm」(トニック・マイナー)の時に
「6th」を加えて使う場合が多いです。

「Gm6」と書いていなくても
「Gm」と書いてあったら「Gm」=「Gm6」です。
(ただしコード進行の前後関係で判断します。
本当は「Gm7」なのに「7」が抜けている場合
などは、当然「6」ではなく「7」ですからね)。

この辺の判断は、
   ジャズ理論やコード進行を学んで
        見分けられるようにしましょう。

それから絶対に「6」という訳ではなく、意図的に
「Gm」(三和音)、時には「Gm(M7」も使います。

それと、もう1つ「Gm7」とは区別して考えて下さい。
「Gm7」も絶対に間違いではありませんが、やはり
特殊な例なので、後日説明したいと思っています。

今回の話を、まとめます。

マイナーキーのトニック(Tm)のコードは、

「Tm」、「Tm6」、「Tm(M7)」

使用スケールは、
旋律的短音階(メロディック・マイナー・スケール)。

まずは、この基本を充分に理解して下さい。
     初心者は当分の間、これだけで充分です。

この後、さらに発展させた話に進みますが、
     以上のことをマスターした人が対象です。

では、また明日、お会いしましょう。
posted by テル先生 at 01:47| Comment(0) | 第7回 「枯葉」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

さ迷う「枯葉」解説(2)

さ迷う「枯葉」解説(2)
 〜NHKジャズピアノ講座(7−5)〜

 ヒロコ先生があなただけに贈る
         「無言の愛の教え」編

番組(第7回目)では、
   この秘伝について一言も話していません。

話は初心者対象の説明をしながら、
  私達(中級者)には同時放送で、
    「無言の愛の教え」を提供してくれています。

         ☆

このブログは「枯葉」に関する5回目の話です。
   順番に1〜4回目から読んで下さい。
     「枯葉」を弾こう!(1)からです。

「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々テキスト(CD付き)税込1,260円

テキストは64ページを開いて下さい。
     <譜例7−1>「枯葉」です。

今回は、効果的に聴こえて、
         技術的には簡単な技法。
              初心者でも弾けます。

第7回目の放送の録画を見て下さい。

番組が始まって、すぐに「枯葉」のおさらい。

ヒロコ先生が「枯葉」の前半を弾いてくれます。

その時、7〜8小節目「Gm」(2小節)に注目!

左手で基本コード「Gm」(ソ、♭シ、レ)を弾いて
「ソ」の音だけが2分音符で…。

「ね、スゴクいいでしょう!」

真上から映してくれているので
            誰が見てもわかりますよね。

これをコードネームで表すと

|Gm Gm(M7) | Gm7 Gm6|

コードネームだけ見ると、
    何だか難しそうですが、
        実際は簡単ですよね。

あなたも、早速取り入れて下さい。

「Gm」が2小節続く時に使えます。

特に「枯葉」の最後から5〜6小節目(27〜28)
に使うと、その後の「E♭7」(以前直したコード)
   に進行して、とてもいい感じになりますよね。
      ベースの流れがキレイにつながります。

         ☆

さりげなく「無言の愛の教え」を弾いていただいて、

「ヒロコ先生、どうもありがとうございました!」
posted by テル先生 at 01:39| Comment(0) | 第7回 「枯葉」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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