2008年10月27日

「サテンドール」修正3

  〜NHKジャズピアノ講座(6−4)〜

「国府弘子の今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々テキスト(CD付き)税込1,260円

テキストの50ページを開いて下さい。
      <譜例6−1>「サテンドール」です。

前回に続き、今回も<コード進行>を修正します。

「サビ」の後半7〜8小節目(全体の23〜24)
    テキストでは4段目の3〜4小節目、
             次のようになっていますね。

   |Dm7|Em7 A7|

これを、以下のように直して下さい。

   |G7|G7|

まず、これが1番の基本です。

ここは「ドミナント」が来なければならないのです。
(正当な理由は、いくつもありますが、書く方も、
読む方も大変ですので、一部分しか書きません)。

ここで、あなたに言いたいことは、
「ジャズは自由な音楽だから何をやってもいい」
とは言っても、最低限の守るルールがあります。

ルールの中での「自由」です。

例えば、ブルースの5小節目は「サブ・ドミ」に行く。
これが「基本」で、そこに行き着く途中は自由です。
また「自由」と言っても理論的に連結していること。

さて、この曲の「サビ」全体を見て下さい。

|Gm7|C7| F | F |
|Am7|D7| G7| G7|

もう、これを見ただけでも、わかると思いますが、
前半4小節に対して後半4小節が対応している。

前半4小節の「メロディー」「コード進行」が全音上がり、
後半の4小節を構成しているのです。

少しの違いは「F」は「サブ・ドミ」のキーに一時的転調。
「G7」は「キーC」のドミナントですから「7thコード」です。

これで、すべて釣り合いが取れ、世界は平和になります。

初心者は、このコード進行を覚えてから練習して下さい。

              ☆

ここまでが「前置き」で、ここからは「応用編」です。

では|G7|G7|を少し変えてみたい人はどうするか?

すぐに考えられるのが「G7」を「Um7 X7」に分割する。

       |Dm7|G7|ですね。

ただし前小節(6)に「D7」があるので「Dm7(BassG)」

   |Am7|D7|Dm7(BassG)|G7|

テキストの「Dm7」は、ここ(G7)から出て来たのです。

つまり「G7」(お母さん)から生まれて来た「Dm7」(赤ちゃん)。

            ところが…

お母さんの腕の中で遊んでいたら、突然お母さんの失踪事件!
赤ちゃん、ビックリ、不安!「ママ〜、どこ行ったの〜」状態です。

              ☆

          お話、変わって…

6小節目「D7」は、「G7」に行くために、ここにやって来ました。
     ジャズでは「ファイブ・オブ・ファイブ」、
         クラシックでは「ドッペル・ドミナント」と呼びます。

シッポまでアンコがいっぱい入った「タイ焼き」を食べたいから、
  山手線に乗って池袋西武デパート地下まで行ったのに、
      閉店時間を少し過ぎていて売り切れ!

    「ワタシは、何のために、ここまで来たのよ〜!」

   人生、生きる目的を失った人の嘆き、悲しみ状態!

      それが、このテキストの「D7」です。

   あまりにも、かわいそうじゃないですか、「D7」さん。

 あなたなら救えます。7小節目「G7」を弾いてあげるのです。

 「G7」に会うためにやって来た「D7」さんに、
    生きる喜び、目的を与えてあげようではありませんか!

    …    …    …

  「お後が、よろしいようで…」

「♪チャン、チャン」(完全4度上行で歌ってね!)
「レ→ソ」=「D7→G7」(はくしゅ〜、パチ、パチ、パラ!)


posted by テル先生 at 19:00| Comment(0) | 第6回 スタンダード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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