2008年10月27日

「A列車で行こう」(2)

 〜NHKジャズピアノ講座(6−6)〜

「A列車で行こう」(修正)2回目です。
          今回も勉強になりますよ。

何とも不思議な「ミスプリント」の話です。

「今日からあなたもジャズピアニスト」
NHK趣味悠々 テキスト ¥1、260

テキストの55ページを開いて下さい。

下から2段目1〜2小節の「Dm7 | G7」
メロディー「ラ」(全音符)から「タイ」が次の小節へ。

次(56)ページ上段1〜2小節目も同じですね。

         ところが!

この56ページ下段の1〜2小節目は?

   何と!「タイ」が、ありません?

3回とも同じメロディーで、前の2回は「タイ」があるのに、
この3回目だけは「タイ」が、ない?

これは完全な「ミスプリント」ですね。

「本当だ。じゃあ<タイ>を付ければいいんですね」
と、あなたは早速「タイ」を…。

「おっとっと、早まってはいけません」

ここから<不思議な話>が展開します。

実は、この明らかな「ミスプリント」が、
            実は、実は「正解!」なんです。

「え!どういうこと…?」

つまり「タイ」がない方が「原曲」なのです。
「タイ」があるのは、ヒロコ先生の「フェイク」。
(いや、「タイ」付きの楽譜も少しありました)。

「G7」のメロディー1拍目の「ラ」から弾くのが原曲で、
ほとんどの楽譜が、そうなっています。

しかも、1拍目「ラ」には歌詞が付いています。
      歌なら歌詞を省略する訳にはいきません。

しかし、演奏の時は許されるのですね。
(デューク・エリントンが、やっているのかな?)

ただし、あなたは、まず原曲を覚えましょう。

いつも話しているように、
    原曲を知った後なら
       どこをどのように変えてもいいのです。

ということで、ミスプリントは、そのままにして、
       「タイ」(あっている方?)を取って下さい。

なお、「タイ」を付けているアレンジも
        少しですがありましたので、
     原曲を知った上でやるのなら構いませんよ。

           ☆

それから、もう一つ「G7」のメロディーについて。

「ラ、♯ラ、シ、ミ、ソ、♭ソ、ファ、レ」の最後の「レ」。

実は、この「レ」、原曲は「♭レ」なのです。
     (いろいろな楽譜を調べて下さい)

「G7」の1拍目からメロディーを弾いて、
           交互に聴き比べてみましょう。

あなたは、どちらが好きですか?

原曲は「♭レ」ですが、
       実際には「レ」で演奏する人も多いです。

この最後の音に注目して、
   いろいろな人のアレンジ譜を見たり、
      ジャズピアニストのCDを聴くと楽しいですよ。

この部分は、完全に2つの派に分かれているのです。

あなたは「フラット派?」、それとも「ナチュラル派?」

原曲を知っていると、こんな楽しみ方も出来るのですね。

あなたも持っている楽譜やCDを調べてコメントして下さい。


posted by テル先生 at 10:11| Comment(0) | 第6回 スタンダード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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